佐渡・何代窯(なんだいがま)の器の話
「島で焼かれた器を、島の食卓で!」との想いで、1973年から作陶を開始。これまでに、飯椀からオブジェ作品まで、いろいろ制作してきました。
その中でも食器は、「使いやすかった!」との声を、多くの人から頂きました。
それは、「シンプルで、平凡だから・・・」かもしれません。
島の素材で器づくりを!
これまで信楽(しがらき)から取り寄せた粘土が主体でしたが、20数年前(1980年代半ば頃)から、ドンデン山の麓から露天掘り(地表から渦を巻くように地下に向かって掘っていく手法のこと)した粘土も使い始めました。
大らかな土質は、細工物に向いていて、自由に造形ができます。
「うわぐすり」は、島の樹木(ナラ、松、椿、キウイフルーツの枝、など)の灰を主に使います。木の種類によって少しずつ色合いが変化し、そのことが、難しくもあり、面白さでもあります。島に住み、島の素材で作陶できる!とは何と素晴らしいことか・・・。
一人でも多くの人達と私の器たちとの出会いが有りますよう願っています。
今や、貴重な「竹芸品」
佐渡は、良質な竹林の島。ところが後継者がいません!
大正の末頃(1926年頃)から、島の「真竹」を細工した地場産業が始まりました。
北海道向けに生産された大量の「輪竹(わだけ)」と共に、多くの人達が従事し、「竹」の恩恵を受けました。
時代の変遷と共に、竹製品の需要も落ちて、2010年現在では、島で10人に満たない人が制作しているだけ。我が工房でも、かつて40名ほどで生産していましたが、今では1人で現代的な「創作花入れ」や「オブジェ作品」を制作しています。「後継者よ、出でよ!」との想いです。
かたわら、可愛らしい縁起物「合格竹」も生産しています。
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さどポンを見たというとスムーズです。
- 営業時間
- 9:00 - 17:00
- 定休日
- 日曜日、年末年始(12月28日~1月10日)
基本情報
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- 〒952-0206 新潟県佐渡市畑野908-2
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