どぶろくが味わえる農家民宿 「植えた」
農家民宿・植えたは、佐渡の中央・金井地区にあり、ちょっと足を伸ばすと、国仲平野の穀倉地帯が広がる自然豊かなところに位置しています。
「少しでも佐渡の地域おこしの起爆剤になるように、佐渡で誰もやってないことに挑戦してみようと思って。」と話す農家民宿「植えた」の植田日出夫さん。
佐渡は新潟県内で「佐渡トキめき濁酒特区」に認定されており、農家民宿でのどぶろく製造が可能になっていますが、2010年現在、佐渡島内で唯一どぶろくの製造・販売を行っているのは「植えた」さんだけです。
どぶろくをきっかけに始めることになった農家民宿も、今では島外の方と接するコミュニケーションの場となっています。心温まるおもてなしの農家民宿です。
どぶろく「佐渡乃ときめき」「佐渡のときいろ」
どぶろくとは蒸した米に米麹を加えて造るお酒で、濁り酒とも言われるように白く濁っているところが特徴です。
原料の米には植田さんが丹精込めて作った酒米「越淡麗」コシヒカリを使うことで、通常のお酒よりも酸味があり、ワインに似たフルーティーな味わいになります。
「佐渡乃ときめき」は、2008年・2009年と山形県で開催された「全国どぶろく研究会コンテスト・淡麗の部」で入賞しました。トキの羽色をイメージして造ったピンク色のどぶろく「佐渡のときいろ」は、2009年の同コンテスト・農醇の部で優秀賞に輝きました。トキと共生する佐渡の自然環境を大切にしたいという想いで、日々お酒の管理に気を配りながら、研究し続けています。
佐渡の郷土料理でおもてなし
植えたさんは、どぶろくから始まった農家民宿を通して、「おもてなし」の意識を常に感じるようになったそうです。
食事には、佐渡の食材をふんだんに使った海の幸や山の幸をはじめ、自家製のいごねりや野菜など、佐渡ならではの郷土料理が並びます。素泊まりで自炊をされる方には、自宅で作っている旬の野菜をサービスすることもあります。また、室内には茶室のスペースもあり、希望の方には抹茶をたててくれます。
佐渡の自然環境を存分に生かし、常に「おもてなし」の心で出迎えてくれる農家民宿で、ゆったりとした佐渡の時間を過ごすことができます。
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