御宿 花の木

「御宿　花の木」

「御宿 花の木」は、佐渡の南部、その昔、廻船業で栄えた小木地区・宿根木集落にあります。
海と山に囲まれた自然が満喫できるこの場所に魅せられ、1996年より夫婦で田舎風の宿をはじめたそうです。
2,000坪の敷地のなかに移築した築150年の古民家。中庭に面した壁一面の一枚ガラス越しには、花の木のシンボルとも言えるほど見事な「ねむの木」と緑が広がり、まるで一枚の大きな絵画のように見る人を和ませてくれます。
また、花の木の敷地内には陶芸家・渡辺陶生氏（花の木主人）の作品展示ギャラリーと、風の窯（穴窯）があります。

素材をいかした料理
食事は朝・夕食とも母屋で食べます。花の木のお料理は、佐渡の旬の食材をふんだんに使い、素材の持ち味をいかした逸品ばかりです。特に、椿油と佐渡塩でいただくお刺身やサラダは絶品で、素材の味を楽しむことができます。
花の木で使われている椿油は、花の木で精製されています。地元の人達に呼びかけて集まった椿の種から、熱を加えずそのまま搾る椿油づくりをしています。花の木の女将さんは、「皆が集めてくださる椿の種、少量でもいいオイルを搾りたい」という想いで、大切に作り続けています。

魅力いっぱいの小木三崎地区
花の木の周辺には、自然や文化、歴史に関わる場所など、たくさんの見所があります。
すぐ近くの裏山には、花の木の目印になるくらい大きい幸福地蔵（しあわせじぞう）や、魔崖仏（まがいぶつ）があり朝晩の散策も楽しめます。
もう少し足を伸ばすと、原寸大の千石船が保存されている小木民俗博物館や、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている船大工によってつくられた宿根木集落があり、江戸時代に発展した廻船業の町並みを見ることができます。
また、小木地区の海にはダイビングや釣りのポイントがたくさんあり、海のレジャーも体験できます。名所・矢島経島でのたらい舟体験、鼓童スタッフが運営する佐渡太鼓体験交流館（たたこう館）の太鼓体験など、魅力いっぱいの地域です。