佐渡宝飾の銘石加工

佐渡宝飾は、佐渡で銘石の加工を手掛けている工房です。時代とともに加工業者が減っていくなか、初代から2代目へと確かな加工技術を受け継ぎ、ひとつひとつ素材と向き合った製品づくりを行っています。
昭和30年頃、島内で多量に産出された銘石の加工から、徐々にアクセサリーなどの銘石細工を手掛けるようになり、それらで養った技術から、今では佐渡で唯一「あわび細工」をつくる工房となりました。品質を重視した丁寧な仕上がりを心掛け、素材自身が持っている魅力を引き出せるよう取り組んでいます。

「あわび細工」は、蚫の稚貝を使った細工で、伝統的な技法である螺鈿(貝殻の内面の光沢部分を使用した装飾技法)とは異なり、貝殻の外面を見せる珍しい細工です。
佐渡宝飾では、貝殻の表面を見せる加工が銘石の加工と似ていたこと、また地元で蚫の養殖業が行われていたことなどの背景から、1989年よりあわび細工を始めました。
稚貝の加工のほか、貝殻をコーティングする樹脂の技術も求められ、最初は試行錯誤の連続でしたが、技術を習得した今は安定した仕上がりが可能になりました。
特徴的な薄緑色は、蚫が食べた餌(海藻類)の色が発色したものです。同じものは2つとなく、それぞれが持つ自然の色合いを楽しんでいただけます。自分だけのお気に入りを探してみてください。

佐渡の銘石「赤玉石」
佐渡金山の金をはじめ、佐渡は他に例を見ない美石の産出地でもあり、その種類と産出量の豊富さで、[佐渡赤石]として全国的に有名になりました。
佐渡の民家の玄関先や施設の入り口など、至る所で見られる赤い石は赤玉石(あかだまいし)と呼ばれ、日本三大銘石(岐阜県の菊花石、北海道のカムイコタン、佐渡の赤玉石)の一つに選ばれています。
佐渡赤玉石は、両津地区・赤玉地域より産出したもので、今より2000万年前に地中で形成されたものと言われています。佐渡の赤玉石は硬度が高いため、縄文時代には矢じりや石器等に利用され、弥生時代には管玉などの装身具に利用されていたことが遺跡より明らかになっています。
赤玉石のほか、佐渡で産出される銘石には、五色石、錦紅石、雷光石、碧玉、メノウなどがあります。全体的にメノウ質で硬く、磨くことにより出る光沢と、流れるような模様の美しさが特徴です。

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〒952-0012 佐渡市両津湊353-1 両津南埠頭ビル2F
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FAX
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