トキぽん国仲の魅力大特集！　～ビュースポット巡り編～

【小倉千枚田】峠に広がる日本の原風景

畑野から多田へ向かう途上の小倉地区。山の傾斜に小さな田んぼが並んでいます。佐渡の代表的な棚田で、江戸時代に金山の繁栄に伴う人口増加に応じて開墾されたと伝わります。平成20年頃からは、棚田オーナー制度を取り入れながら管理・保全活動に取り組み、美しい景観を守りつづけています。

秋にお勧め【紅葉山】人々を魅了する秋景色！

小佐渡山脈の中央に並ぶ男神山と女神山、南斜面一帯は佐渡有数の紅葉の名所として知られています。紅葉山公園は、色づいた木々の中を散策できる遊歩道が整備されており、紅葉を堪能できるスポット。10月最終日曜日には、芸能鑑賞や秋らしい企画を盛り込んだ「紅葉山まつり」が開催されます。

秋にお勧め！【大佐渡スカイライン】大パノラマのドライブコース

佐渡の中心地区と相川佐渡金山をつなぐ全長およそ30kmの展望道路。最高地点の標高は900メートルを超え、佐渡全島を一望できます。売店がある交流センター「白雲台」は、展望台から両津湾と真野湾を同時に見渡せます。春から初夏のツツジやシャクナゲ、秋の紅葉など四季折々の表情も見どころです。

【人面岩】真野湾沿いの話題の奇岩！

越の長浜にそびえる高さ10mほどの奇岩。正式名は「立岩（たていわ）」。太古の火山活動が生んだ安山岩ですが、やや緑色を帯びています。上に乗った約2m部分が人間の横顔に見えることから「人面岩」と呼ばれています。数ある佐渡の奇岩群のなかでもひときわ異彩を放ち、撮影スポットとしても人気です。

春にお勧め！【石抱の梅】順徳上皇ゆかりの梅

順徳上皇御手植えと伝わる梅の木。上皇に仕えた者の子孫の屋敷跡といわれる場所で、真野宮から真野御陵に向かうなだらかな坂道の途中にあります。根元に大きな石を抱いているような姿から「石抱の梅」と呼ばれています。現在も3月中旬頃に微紅色を帯びた白色の花を咲かせます。

【猿八棚田】山あいの清らかな棚田

畑野商店街から車で約20分ながら、茅葺屋根の家が残り、民話の世界が広がる猿八地区。人々の暮らしを見下ろす標高約300ｍの山間地に棚田が位地しています。田んぼをうるおすのは、経塚山（標高636ｍ）の自然流水で、今も家庭で飲み水として使われる沢水。山々に囲まれた環境が魅力の棚田です。

【鴻ノ瀬鼻灯台】松ヶ崎に建つ白亜の灯台

国の津（港）として栄えた歴史を持ち、越後との最短地点にある鴻ノ瀬岬。世阿弥や日蓮の着岸地としても知られています。その波打ち際に建つのが鴻ノ瀬鼻灯台です。塔高22mを誇り、越佐海峡の安全を確保してきました。一帯は「松ヶ崎ヒストリーパーク」になっており、キャンプ場として整備されています。

春にお勧め！【真野公園の桜】佐渡屈指の花見スポット

広い敷地に2000本もの桜が咲き誇ります。期間中は、恒例の佐渡芸能祭や盆栽展はじめ、さまざまな趣向で楽しませてくれます。開花のピークに合わせ、約2週間にわたってライトアップも行われます。地域の人たちが絵を描いたハッタンぼんぼり120基の演出も夜桜の風情を盛り上げます。